CSOフォーラム「プラン賞」は賞金だけではなく、大阪NPOセンターのクラウドネットワークを活用した、受賞事業に対するブラッシュアップサポートがついてきます。現在、「プラン賞」を受賞した株式会社ハリイ(富山県:受賞事業名「髪を失った女性が日常をとり戻す為のスポーツウィッグ®」)に対する約半年間のコンサルティングサポート中です。
●対面で行うコンサルティングの良さ
今回は代表取締役の池野さんが関西まで出向いてくださり、対面でのコンサルティングが実現しました!これまでのオンラインサポートでも意思疎通はしっかりとできており、毎回提出される資金調達に必要な資料の精度も上がってきていました。しかし今回、実際にお会いでき、同じ空間でお話をすることで、資料にある数字の話を中心にお話するだけではなく、そこに付随する池野さんの考えや想いをさらに知ることができました。
実際に先行して販売している「インナーキャップ」や先日完成したブランドブックも手に取ることができました。インナーキャップに関しては、実物を見て触ることで、商品の魅力が良く伝わり、販路開拓へのヒントもたくさん出てきました。対面での魅力(?)の一つである余談にも花が咲き、池野さんとコンサルタントの阪本さんが同じ年齢ということが発覚!お互いの距離もぐっと縮まり、大変有意義な時間となりました。コロナ禍を経て、オンラインでやり取るすることが多くなってきた世の中ですが、改めて「会うことの良さ」を実感した時間でした。
●インナーキャップの機能性の高さ
話題に出てきたインナーキャップ(※現在㈱ハリイのオンラインショップで販売中 https://harih-wig.com/)ですが、当初はスポーツウィッグ®の下に被る目的として開発されました。
例えば「チリィ・インナーキャップ」の方は、ウィッグの暑さを軽減するため、接触冷感性がありつつ、吸水性の良いコットンを用いた糸を表側に使用しています。実際にキャップを触ると、「ひやっ」とし、びっくりするほどです。また、黒い生地が引き締まって見え、見た目もカッコいいキャップです。ウィッグと一緒に使うだけではなく、ヘルメットの下や、熱い場所で頭皮を守る時に使用できるなど、さまざまな用途に活用可能です。
今回、スポーツウィッグ®はまだ調整期間中であるため、まずは様々な販路が考えられるインナーキャップの売上を拡大させる戦略を練るとともに、㈱ハリイと池野さんの存在を知ってもらうことをすすめていくという道筋が見えました。
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