大阪NPOセンターは、能登半島地震により被災した地域の応援をするCSOに対して地域復興に必要となる事業活動の資金を支給する「能登半島地震応援金」を実施しています。
今回、センターが応援する9団体の活動レポートをお届けします。被災地支援に取り組む方々の思いや現地の状況をご覧いただき、活動の応援、ご支援をお願いできれば幸いです。
採択された団体の活動状況はセンターの各種SNSでも随時発信していきますのでチェックください。
※団体による活動レポートは随時更新します。
- 一般社団法人こころのケアまごころ(福島県)
【事業名】輪島市仮設診療所への看護師派遣及び子どものこころのケア事業
【活動概要】
①輪島市内での仮設診療所、福祉避難所、クリニックへの看護師派遣、豪雨災害仮設診療所再開支援
②輪島市町野町被災住民への災害に関するアンケート調査
③被災住民のこころのケア
【応援金を活用したことによる成果】
今回の申請事業で認められた経費は旅費交通費のみであったが、事業統括や医療人材(臨床心理士、看護師)の居住地が被災地より遠方にあるため、支援にかかる旅費を多く必要とした。その意味で、旅費交通費だけの支援でも、おおいに活動に寄与した。 事業スタートは4月1日としてましたので、また、早い段階での採択通知はとても助かりました。
【WEBサイト】https://www.fukusima-magokoro.org/
- 一般社団法人四番隊(千葉県)
【事業名】能登半島地震 復興支援活動
【活動概要】
・地震で破損した屋根のブルーシート展張
一般社団法人四番隊は、平日は会社員として働きながら、週末に被災地で災害支援活動に取り組む非営利の技術系ボランティア団体です。今回、応援金を活用させていただき、屋根のブルーシート展張作業を実施しました。その他、派遣職員1名を現地に常駐させ、がれきの撤去、家財の搬出、ブロック塀の解体作業などを中心に支援を提供、現地でのニーズ調査も実施しました。また、屋根の上での作業や家財の運びだし、解体作業などの技術的な支援活動だけでなく、規格外で市場に出回らない花や店頭で売れ残った花を使用した「ロスフラワー」のフラワーアレンジメントのイベントを開催し、被災地域でのふれあいの場を設けることで心のケアを含めた支援も提供しました。
9月の奥能登豪雨による水害対応も重なり、復興の長期化予測される中、過去の災害支援で培った技術と経験を活かし、継続して復興作業に取り組んでいます。
【応援金を活用したことによる成果】
被災者さんの住宅の雨漏りを止めることができた。
建設現場とは異なり、災害家屋は崩れていたり、傾いて不安定であったりと非常に危険な場所での作業ですが、墜落防止装置を用いることで安全に作業を行うことができました。現在、実施件数は8件ですが、水害対応が収束次第、再度屋根の案件を再開する予定です。
【WEBサイト】https://yonbantai.com/
- あらいぐま大阪(大阪府)
【事業名】能登半島地震の被災地で大切な思い出の品(写真等)を救い、きれいにしてお返しする活動
【活動概要】
能登半島地震にて被災した写真を預かり、協力団体とともに乾燥処置を行いました。大阪市阿倍野区の桃ケ池公園市民活動センターを予約、物品等整備を行い、毎週ボランティアを公募し、「大阪写真洗浄会」を開催、一枚ずつ手洗いで写真洗浄のボランティア活動を行いました。
【応援金を活用したことによる成果】
期間中に33回の「大阪写真洗浄会」を開催しました。参加者は延べ306名、活動時間は延べ132時間でした。
参加者の方には、写真が救えることと、写真洗浄の行い方をお伝えしました。12月には、石川県珠洲市で被災された持ち主の方へ洗ってきれいにした写真を入れたアルバム11冊を お返しできました。お返しした際の持ち主さんの様子を、参加したボランティアの皆様にお伝えしたことで、参加された方に喜んでいただけたことも嬉しく思いました。
【SNS】https://www.facebook.com/osakasenjo/