大阪NPOセンターは、能登半島地震により被災した地域の応援をするCSOに対して地域復興に必要となる事業活動の資金を支給する「能登半島地震応援金」を実施しています。
今回、センターが応援する9団体の活動レポートをお届けします。被災地支援に取り組む方々の思いや現地の状況をご覧いただき、活動の応援、ご支援をお願いできれば幸いです。
採択された団体の活動状況はセンターの各種SNSでも随時発信していきますのでチェックください。
※団体による活動レポートは随時更新します。
- 特定非営利活動法人鍼灸地域支援ネット(滋賀県)
【事業名】輪島市、珠洲市における鍼灸・マッサージによる支援活動
【活動状況】
この度は、私どもの能登半島地震支援活動に、応援をしていただき、ありがとうございます。
私たちは、主に輪島市門前町と珠洲市飯田町にて、支援活動を行っています。門前町では、シャンティ国際ボランティア会に協力していただき、七浦(しつら)公民館にて住民の皆さまに対して、鍼灸マッサージを提供しながら、夫々に抱えておられる苦悩などをお聴きしています。最近では、東京ボランティア市民活動のサロンの際、鍼灸マッサージを提供しており、利用者の皆さまの疲労や痛みの緩和に努めています。輪島市門前町総合支所には、私たちは活動を始めてから、様々な面でご協力をいただいております。
珠洲市では、社協より「珠洲市生涯学習センター避難所」を紹介していただき、これまで5回の活動をしております。こちらの避難所は、教育施設(学校等)に避難された方が、授業の本格化により転居されています。住民の方々への鍼灸やマッサージをしているとき、「以前の生活に戻るのは無理だろう」という言葉をよく聴きます。今回の地震で、地元に居た若い世代も都市部に出て行くことになり、高齢化が加速してしまいました。復興(復旧)を待つ方々のほとんどが70歳以上の高齢者であり、以前の生活に戻ることが難しい苦悩を抱いておられます。被災された方々から「地震が発生した当初は、色んな団体が支援に来てくれたけど、だんだん少なくなっている。少し経ったら、みんな忘れられてしまうんだろう」と言われます。
今、私たち鍼灸地域支援ネットは、被災された方を勇気づける活動をしています。地元の鍼灸師、マッサージ師とも連携しながら、県外から住民の方々が将来に希望を持っていただけるよう、もう少し活動を継続していきたいと考えています。
【WEBサイト】 https://harinet.org/
【Facebook】 https://www.facebook.com/npoharinet/?ref=embed_page
- 特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会(東京都)
【事業名】七尾市情報共有会議の会議運営支援
【活動状況】
日本ファシリテーション協会(以下、FAJ)では、2月末から7月まで災害復興委員会のメンバーを中心に、能登半島地震の被災地である七尾市で開催されている情報共有会議を支援してまいりました。(2/28、3/13、3/27、4/10、4/24、5/8、5/22、6/5、6/19、7/3)
七尾市情報共有会議は七尾市で活動している支援団体(NPO等)、行政、社会福祉協議会が一同に会して、現状の課題を共有し、課題解決に向けて三者がどのように連携していくかを話し合う場です。会議開催にあたっては、FAメンバーが現地に入り、話し合いの設計から、会議資料の準備、当日の進行(ファシリテーション)、およびオンラインでの記録を行い、参加者が協力的かつ建設的に議論し、被災者に効果的に支援を届けるための話し合いが行われました。本会議は7月中旬より、七尾市社会福祉協議会が主催する連携会議に移管されることとなり、FAJとしての支援は終了しております。
【Facebook】https://www.facebook.com/fajorjp/